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Portable Executable (PE) は、32ビット及び64ビット版のMicrosoft Windows上で使用される実行ファイルのファイルフォーマットを指す。 EXEフォーマットとの互換性のため、MS-DOS上で実行すると「This program cannot be run in DOS mode.」のようにDOSで実行されない旨が表示され、プログラムが終了するなどのMS-DOSプログラムが先頭に付く。その後ろに、PE固有の識別子およびCOFFに似たデータ構造があり、MS-DOSヘッダによってそのオフセットが指されている。また、さまざまなCPUアーキテクチャに対応するため、内部に判別用のフラグを持つ。実行時にDLLというファンクション群を動的にリンクし、コンポーネントレベルでのバグフィックス、互換性の維持が行われるようになっている。また、リソース領域にアイコン等を格納でき、GUI上で表示された場合アイコンがグラフィカルに表示され、ソフトウェア判別を容易にできる。 == 主な対応CPUアーキテクチャ == *インテル i386 : 俗にx86と呼ばれるアーキテクチャ。i386以降のインテル及び互換CPU上にて、一般的なWindows及びx64版Windowsにて実行可能。Xboxでも標準実行形式として採用されている可能性がある。これはXboxがx86対応CPU及びWindows 2000のサブセットで構成されていることから推測できる。 *Intel 64/AMD64 : 64ビット対応のx86命令。Windows XP x64 Edition及びWindows Vistaにて実行可能。 *Alpha : Alphaプロセッサ上で動作するWindows NTでのみ実行可能。Alpha版Windowsは既に開発が終了している。 *PowerPC : PowerPC版Windows NTでのみ実行可能。PowerPC版Windowsは既に開発が終了しているが、Xbox 360でも同形式が採用されている可能性が高い。これは同機がカスタムPowerPC及びWindows XPのサブセットで構成されていることから推測できる。 *ARM、MIPS、SH-3/4 : Windows CEのサポートするアーキテクチャ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Portable Executable」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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